国民年金基金の運用成績チェック

ブログのアクセス数は少なくてよいと思っています。ただし、年金関係のページに限っては別。
できれば自営業の方にはぜひ見て欲しい内容だと思っています。

国民年金基金の運用状況が開示されていました。2020年4月~2021年3月末までの運用成績です

世界的な金融緩和の影響で2021年3月年度は24.44%のプラスと運用成績が非常に良かったです。心配していた責任準備金の不足を大きく減らすことができました。
細かく見ていくと、今回の24.44%のプラスは過去最高の運用成績だったようです。1997年以来累積での平均利回りは4,24%となっていますね。

国民年金基金長期運用成績

今回の好成績で希望が見えてきたようにも思いますが、はたしてこれで安心といえるのでしょうか?
過去にも過不足金を減らした年があります。平成29年度は運用利回り6.66%でした。一方、平成28年度では5.71%の利回りで過不足金が増えています。

年金財政の推移

(表組が長いので、平成26年度以前は表を削除しています)

運用成績で過不足金を減らしていくには平均で6%を超える利回りが必要なようです。
投資を行っている経験から、国民年金基金の運用アセットバランスで平均6%以上の利回りはかなり高い目標に感じます。過去10年平均は8%を超えていますから不可能な数字ではありませんが、この10年にはアベノミクスによる株高の恩恵がありました。同じような成績をこの先も期待してよいものでしょうか?

現存加入員は約34万人。平成15年度の約79万人をピークに減少が続いています。

現存加入員数

国民年金基金現存加入員数

受給者は約66万人です。平成29年度の受給者は約57万人でしたから3年で9万人増えています。

年金受給者数

現存加入員の減少が続いている状況で、年金受給者はこれから確実に増えていきます。
僕は国民年金基金掛金の払い込みをストップしていますが、再開についてはもう数年様子を見ることにします。

加入を検討されている方がいたら、国民年金基金だけで老後設計するのではなく、NISAやiDeCoなども併用することを検討されるべきだと思います。