投資のスタートは簡単じゃない。僕は投資の始め方の記事は書けません

youtubeやブログで投資に関する内容のものが増えています。
僕のブログもそうなのですが、素人が作っているものは内容的にあやしいものが多いので気をつけるべきだなと感じています。
僕は投資を約10年続けていますが投資は奥が深く、特に初心者向けに記事を書くのは難しいと感じています。僕はまだ経験や実力が足りないと感じています。

個人的に未熟な記事が多いと感じている

いろんなところで引用されているジェレミー・シーゲル教授作成の保有期間と実質利回りを示すグラフです。

保有期間別実質利回り

ジェレミー・シーゲル著(株式投資)より

株式を長期間運用するとトータルの利回りが一定範囲に収束します。

20年以上保有すると株式は元本割れしないことから「株式は債券より元本割れのリスクが低い」として株式一択の投資を推奨されたりします。
投資の世界ではリスクは価格の振れ幅の大きさを表します。株式が債券よりリスクが低いということはありません。
個人的にこうしたあいまいな表現をされる方は、他の記事に目を通す必要性を感じません。

こちらも同じくジェレミー・シーゲル教授による株式と債券の実質トータルリターンのグラフ

株式と債券の実質トータルリターン

ジェレミー・シーゲル著(株式投資)より

安定して右肩上がりなのは株式なので債券は不要だとされます。これを見て株式はリスクが低いと思いますか?
このグラフの縦軸は対数になっています。通常のグラフに展開すれば株式はとんでもなく激しい値動きをしています。片対数グラフは投資では見る機会が多いです。理解しておくべきだと思います。
投資でリスクの大きさを見ずに、リターンだけを求めていくやり方は正しいとは思えません。

確かに長期投資の場合株式一択で投資したほうが分散するよりリターンが大きくなる可能性は高いですが、暴落で一時的に-50%になることも覚悟しておく必要があります。
株式の値動きの激しさは魅力でもあり恐ろしさでもあります。
ジェレミ・シーゲル教授の本は名著なんだと思います。読むべき本だと思います。しかし、万人に進めるには難易度が高すぎる気がします。
僕が株式一択での運用を進められたとしても、「チキンなので債券も少し買います」と答えます。

積立NISAで毎年40万円投資を続けて10年経過した時点で資産が1,000万円になっていたとします。暴落が来て500万円に減った時にまだ元本割れしていないし数年たてばもとに戻ると、動じることなく続けていけるのかです。続けられたとしても心配したり、ソワソワしませんかね?
確かに株100%で大暴落しても投資を続けられる人もいると思います。
しかし、現実的には暴落時に株式一択での積立ではほとんどの人が続かないと思います。
積立投資は20~30年と長期戦です。1,000万円以上のまとまった資産を運用していく期間のほうが長くなります。まとまった資産を手にすると凡人は減らしたくない、守りたいという意識が働くようになります。下落時は元本とか利回りがとかではなく今この金額を維持したいと思います。
自分に合った投資を見つけて無理なく長く継続することが一番なのですが、それを見つけるにはある程度暴落相場を経験してわかるという現実もあります。
積立NISAは運用期間が20年と長いです。途中での軌道修正が難しく使いにくい制度のような気がします。投資のスタートは簡単ではないです。
youtubeやブログは気をつけましょう、信頼できる情報元なのか間違った解釈、引用はないか?すすめられている投資法が自分に合うのか、よく確かめましょう。
僕は投資の始め方について記事を書く自信はありません。
最後に内容的に良いと思っているyoutubeチャンネルを紹介して終わります。

マネーセンスカレッジ
https://www.youtube.com/user/MoneySenseCollege