銘柄分析(2163)アルトナー 存在が地味すぎだけど…老舗の技術系人材派遣業

売上高約70億円、時価総額100億円のエンジニア派遣の会社です。本社は大阪。1962年設立の歴史ある会社です。技術分野は、機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発となっています。

アルトナー5年チャート

アルトナー5年チャート yahoo!japanファイナンス引用

投資の理由は成長銘柄なのに地味だから

過去に保有していた銘柄が急騰したことがあり、その過程で人気銘柄は一筋縄ではいかないことを学びました。そこで初心者でも扱いやすい地味な成長銘柄はないものかと探したのがこの会社です。
嬉しかったです。「なんて素晴らしい会社なんだ!」と思いました。保有している銘柄で1~2のお気に入り銘柄です。
投資は2017年から、下落時には買い増ししています。平均取得単価は620円です。
しかし、いまいち人気がありません。理由は派遣業ということなのか?また業務内容も専門的で投資家にとって分かりにくいこともあると思います。加えて、リーマンショック時に大きく業績ダウンしているのも原因のような気もします。過去業績チェックで不況に弱いと判断されがちです。
よく言えば堅実経営ですが、M&Aや海外展開など派手な展開が全く無いこともあり。出来高も非常に少ない銘柄です。1日の出来高が2,000株を割る日もありさすがにあまりの少なさにビビりました。

2桁成長を続ける成長銘柄

リーマン後は着実に10%増のペースでの成長が続いています。技術者数の増加が利益増につながり、毎年一定のペースで成長していることが素晴らしいです。2けた増益は立派なことですよ。
東証1部への市場変更と分割などがあり2018年に1,300円ぐらいに上がったことがありました。その後株価は低迷しています。
業績は順調に成長しているのに動かない株価。完全に投資家から放置され続けています。僕は勝手に「ステルス成長」と呼ばせてもらっています。
リーマンショックの時はアルトナーも技術者を減らすことになりました。しかし、その経験から派遣先を、商品開発業務のような上流業務に移行を進めてきました。工場の生産ラインのような業務ではありませんので、〇〇ショックのような危機に強い経営がになってきていると考えています。
新型コロナでももちろん影響はそれなりにあったはずですが、業務内容から大きな業績の落ち込みは無いはずだと考えて下落時に買い増しをしました。稼働率も90%台を維持し続け、実際に大きな落ち込みは無いように感じています。新卒者の採用も例年通りでした。

利益率も経営も良好、財務も安心。配当も良い

ROE24.22、ROA17.35。売上営業利益率12.65%、自己資本比率71.8%、有利子負債ゼロ。利益剰余金も約23億円。派遣業全体に言えることですが、大きな設備投資を必要とせず人件費以外の固定費負担が軽く安定経営になりやすい業種です。

配当性向は30%がベースですが、業績成長にともない6期連続増配中です。1株配当予想は23円。僕の投資額(620円)に対する配当割合は3.71%!充分に高配当です。
技術者の安定した増加が続いています。人員増加に合わせて業績も確実に伸びていくはずです。時価総額はまだ100億円にも届いていません。じっくり待つ必要がありますが、楽しみですね!

2021年1月期決算、配当は据え置き、来期はなんと驚きの減益予想!

2021年3月15日の本決算は、かろうじて増収増益でしたが会社計画に対しては約7%未達となりました。そして来期予想は驚きの約10%の減益、配当金も23円の据え置き予想となりました。『前期同様に年間を通じたコロナ禍の状況を想定』での厳しい計画を立てたということです。たしかに緊急事態宣言も続いていますから、厳しい状況が続く事も想定しておく必要があると思います。しかし、ワクチン接種もあります。経済回復が進み会社予想を上振れて増収増益を期待したいと思います。

2022年1月期 第1四半期決算で増収増益!

6月8日に公表された1Q決算短信で会社予想を上回り増収増益でした。1株当たり四半期純利益は21.53円となり通期予想の53.05円に対しても進捗率が40%を超えました。きわめて順調で非常に良い内容です。会社予想があまりにも慎重すぎたようですね。上方修正と増配を期待しています。