銘柄分析(6036)keeper技研 初取得から株価10倍!まだまだ発展途上の成長銘柄

KeePer技研2年チャートkeeper技研2年チャート ヤフーファイナンス引用

この記事は2020年8月に執筆しました。その後株価の変動にあわせて追記、記事のリライトを行っています。
Keeper技研は自働車の洗車とコーティングの会社です。愛知県の売上高約120億円の小さな会社です。全国のキーパPRO(ガソリンスタンド)へ車のコーティング材料の販売と、直営店「キーパーLABO」の運営が主な事業です。
KeePerコーティングは塗装面のポリッシング作業が不要で塗装面を痛めません。ガラス被膜とレジン被膜の2層構造になっていて表面被膜をメンテすることでツヤや水はじきが良くなっていきます。コーティング後も洗車機が使えるなど、ユーザーにとってきわめて優れた商品です。
KeePer技研は高い製品開発力が経営の根幹です。

主な歩みをダイジェストで

洗車の会社からコーティングで飛躍
創業はガソリンスタンドです。洗車に力を入れコーティングの研究に着手、開発したコーティングケミカルをガソリンスタンドへ販売するようになりました。このことが会社発展の礎となりました。
直営店である洗車の専門店「キーパーLABO」の出店をはじめます。
コーティング剤の販売と並行してコーティング技術の指導にも力を入れ、トレーニングセンターも全国各地に開設します。施工技術を競うキーパー技術コンテストを開催するようになり人材育成にも強みを発揮するようになりました。

株式上場
キーパーLABOは売上で平均+20%ほどの高成長を続けます。2015年に株式上場を果たし、2016年には東証1部に市場変更します。僕はこのタイミングで株を購入しました。Keeper LABOはまだ40店舗でした。

直営店キーパーLABOは順調に成長
キーパーLABOが毎年高い成長を続け、成長株として徐々に注目されはじめました。
決算では売上の大半を占める全国約5,000店舗のキーパーコーティングを扱っているキーパーPROショップへのコーティングケミカル類の販売がゆるやかな成長にとどまります。会社業績の拡大もゆるやかな成長が続きました。

あせって出店、減益に
キーパーLABOの成長に自信を深めて、2017~2018年出店攻勢に出ます。年間24店も新規開店可能だとして100店舗の早期達成も視野に入ります。ところが実際に多店舗新規出店してみると新店舗の立ち上がりが遅く、経常利益が減収という事態となり新店計画に急ブレーキがかかり新店開発がストップします。
多店舗出店のノウハウが無かったということにつきます。

ライバル不在

自動車のコーティングというニッチな商品開発とそれを施工する人材の育成や全国展開するためのノウハウ。それらをあわせ持った会社は他に見当たりません。keeper技研ににライバルは不在であることがこの企業の強みです。価格競争に巻き込まれる心配もなく、高い利益率を保って成長を続けていくことができると考えています。2021年現在、自己資本比率68.2%、ROA11.14%、ROE16.72%です。

2020年8月に高騰、その後暴落

この記事を公開した直後の2020年8月の本決算をきっかけに株価が上昇しました。コロナ禍による需要の拡大、SNSなどによる広告効果、EXキーパなどの新製品効果により業績拡大が鮮明になったこと。来期業績予想も通期の経常利益が21.1%増予想とKeePer技研としては高い予想が出されました。
この時の株価高騰について、まだあせって売る必要は無いという趣旨て別記事を書いています。

keeper技研(6036)が高騰、成長銘柄のPER上昇はあせる必要なし

予想通り好調は続き9月末に株式分割が行われました。株価を下げることなく、2020年11月の1Q決算では業績予想の上方修正と増配の発表がありました。業績予想は経常利益が51.1%増予想と大幅に修正され、株価が再び勢いをつけて上昇していきました。

KeePer技研の好調は続き、2Q決算にも期待が集まりました。再びの業績予想の上方修正(経常利益96.9%増)と増配の発表となりました。株価の上昇も期待されましたが、株価は大きく暴落していきました。この時の暴落原因について別記事を書いています。個人による信用買いが大量に増えて、これじゃ株価は上がらないという内容です。

(6036)Keeper技研が超絶決算後に暴落!イナゴさん退治が進行中です

この2月~3月の大暴落について、有価証券報告書や変更報告書などを元に機関投資家の行動を検証しました。ある機関投資家が利益確定を急がなければならない事情があるところに、KeePer技研の好決算が個人の大量買いのきっかけとなったことで起きた大暴落だったとの結論に至りました。真偽はわかりませんが、小型株を取引している個人投資家にとっては機関の動きを察知する有用な情報が含まれている記事だと思っています。

株の5%ルールを知らずして小型株に手を出すべからず!実例で説明します

その後しばらく株価の不安定な動きは続きましたが、徐々に落ち着きを取り戻します。3Q決算では再び業績修正と増配が発表され経常利益は125.3%増となりました。株価は反応しませんでしたが、その後5月28日に自社株買いが行われました。株式の購入相手が資本・業務提携企業のVTホールディングスであり、株式の持ち株比率が20%を下回ったことで資本関係による関係会社の解消となりました。新車事業拡大の支障懸念が無くなったことを好感されました。
新車ディラー事業の開拓は最終段階でいつIRが出てもおかしくない。そう考えて僕は4月の末に買い増ししました。

8月10日の2021年6月期決算では当期純利益が前年比133.6%増の21億3300万円で着地しました。来期予想は通期で34.3%増の28億6400億円と昨年よりも高い予想が出されました。また決算と同じ日にトヨタモビリティパーツからKeePerボディコートが発売されるとのIRも公表されました。
これを受けて翌日から株価はストップ高となりました。僕は決算前日の8月9日に追加で買っていました。
今回の急激な上昇からの株価の動きを予想してみました。浮動株数から利益確定売りのボリュームを割り出し、その後に価格帯別出来高で株価が停滞する価格帯を見つけています。

浮動株数を把握しておくと取引が楽になります

今後について

トヨタへのボディコーティングが採用されたことで今後さらに業績の伸びが期待できそうです。トヨタへの出荷は9月から始まるとのことなので業績推移を見守っていきます。
LABOの全国展開は必須条件だと思います。全県出店に向けて新店開発に力を入れて欲しいと思っています。

まだまだ大きく成長していきそうな企業です。ROA24.05%、ROE37.43%となりました。業績の伸び方、利益率の高さなど文句のつけようのない素晴らしい経営になってきました。
今後PERが3ケタへ向かっていくと予想しています。株価もまだまだ伸びると考えています。

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