フュアーハンドランタン276 スズメッキ(ニャー)

ニャー点灯

100年以上の歴史があるドイツ製のハリケーンランタン「FEUER HAND 276 BABY SPECIAL」です。魅力はこの雰囲気たっぷりの見た目とやさしく趣のある明かりです。キャンプグッズのなかでこれほどレトロで雰囲気の良いものは数少ないのではと思います。
購入時期はよく覚えていませんが、10年以上使っていると思います。
僕が使っているのは古いタイプのもので光沢のあるスズメッキ仕上げです。現在の製品はメッキが変更になってつや消しになってるようです。この記事書くためにネット検索して知りました!スズメッキの光沢は炎の光を反射して綺麗なので、つや消しになってしまったのは残念です。
このランタンは社名から「ニャー」と呼ばれていたのですが、それも昔のことのようですね。ハーマン・ニャー社は2013年に倒産したそうで社名も変わっています。「ニャー」という呼び方はすたれてしまったようです。ちょっと寂しいね。
昔から、光量の大きい煌々と灯る加圧式のガソリンや灯油ランタンが苦手でした。明るすぎるのも音がするのも、虫も集まります。静かに最小限の明かりだけで楽しみたいのです。そんな考えの人は昔から少数派で、キャンプ場でハリケーンランタンを使っている人は少なかった。
キャンプブームでハリケーンランタンが品薄になるほど人気になるなんて意外でした。昔から僕が好んで選ぶキャンプ道具の多くは人気とは無縁の物ばかりですから。

使い方について

ネット上にたくさん情報がありますが僕なりに。
燃料キャップのパッキンをゴムに交換する方が多いようですが、特に不要だと思います。構造上燃料が漏れる作りになっています。給油口の根元からも漏れる所があります。たぶん燃料入れすぎた場合に排出するため。理由があってこの作りになっているはずです。パッキン交換よりも燃料を入れすぎないことが大事だと思います。
満タンで約20時間の燃焼時間ですが、満タンでも油面は給油口よりかなり下です。半分でも10時間ですので必要以上に入れないことが大事です。
揺れたり倒れたりする可能性のある運搬時は必ず燃料を抜いておきましょう。そうやって使用している限り燃料漏れでトラブルになったことはありません。給油ボトルは残量が見えるボトルがよいと思います。給油口からは中の燃料が見えづらく確認が難しいです。燃料ボトルの残量で給油量を把握するのが楽です。
燃料に灯油を使用する場合は芯のカットは必須だと思います。炎の形を整えるということよりも、ススが出にくくすることが目的です。灯油はススが出やすく、パラフィンオイルは灯油ほどススは出ません。パラフィンオイルしか使わない場合は芯のカットは好みでよいと思います。
芯のカットには切れ味の良いハサミを使うことをおすすめします。僕はレザーマンやガーバーなどのマルチツールを使用しますが使いやすくきれいにカットできます。切れ味の悪いハサミでは芯がばらけた仕上がりになります。

フュアーハンドランタン芯のカット

手入れ

手入れはホヤガラスの掃除と芯のカット、芯が短くなった場合は新しいものに交換します。あとは全体を乾いた布で拭き汚れを取り除く程度です。長く使っているうちに焼き色が付いたり錆びや汚れなど使い込んだフィアーハンドランタンはカッコいいと思います。神経質に手入れをするよりも使用感を残していったほうが味が出てきて好きです。

ニャーを2灯使い

明るいランタンではありません。1灯だけでは光も弱く、影の部分は真っ暗になります。2灯配置すると良い感じになります。
焚火をする方はフュアーハンドランタンを焚火から少し離して1灯置くだけでいい感じになると思います。焚火といっしょに楽しむにはちょうど良い明るさだと思います。音もしないので手元で楽しむには非常に良いランタンです。
ポールに吊るしてもいい感じになります。サイト全体を照らす明るさはありませんが、20時間以上の燃焼時間があるので、夕方ぐらいまだ明るいうちから灯しても手をかける必要がないのも魅力です。
ランタンポールに吊るすなら雰囲気の良いものにしたいですね。

2つのランタン詳細

2灯使いしているのですが、細かい所に違いがあります。上部のチムニーは燃焼により変色していきますが、その焼色がなぜか違いがあります。また、片方はフックを持ってチムニートップををくるくる回転させることができるのですが、片方は固定されています。
同じ時に2個注文したものですが、どうして作りに差があるのか理由はわかりません。細かい作りはかなりアバウトで品質は安定していないと思います。ですが、それが独特の味を出していると思います。

チムニー部品の色の違い

製造時の欠陥も

僕の購入したフュアーハンドランタン、1つに製造時の欠陥があります。点火時にホヤを持ち上げる点火ハンドルの操作ができません。原因はホヤを上部からおさえている部品の取り付けが斜めに傾いているためホヤが動かせません。

フュアーハンドランタン欠陥箇所欠陥部分。分かりづらいですが、ホヤを押さえる部品が斜めになっています。

購入したのはナチュラムさんですが、明らかな製造上の欠陥だと交渉しましたが、燃料を入れた後だったので未使用品に該当しないという理由で交換や返品に応じてもらえませんでした。燃料を入れて点火する時に欠陥に気がついたんですよね。
規約には使用後の交換・返品はできないと明記されています。僕のミスでした。通販を利用される方は商品到着後各部をしっかり確認するようにしてくださいね。
店頭で購入される場合でも、一通り各部のチェックが必要な製品だと思います。お気をつけください。

稼働チムニー部分アップ

原因は、可動チムニーの動きを規制する外側の部品が曲がっていることのようです。この部品が曲がっているためチムニーが斜めになりその下のホヤも曲がり、ホヤを持ち上げる点火ハンドルを押すと、ホヤのガードと支柱がぶつかり途中で止まります。点火ハンドルを点火位置で固定できません。チムニーに斜めに力が加わるので動きも非常に渋いです。正常なものと比べると明らかにおかしな手ごたえです。
そして見た目も、チムニーとホヤがぐにゃりと曲がっていて、変な見た目になってしまっています…

不具合の原因

フュアーハンドランタ276 スズメッキ(ニャー) 未使用品ストック品

欠陥品が返品、交換もできないということだったので、悲しみつつ即座にナチュラムさんで追加購入しました。新しく届いたものは不具合はありませんでした。
追加注文した分が届いたら欠陥品は処分するつもりでしたが、捨てることがしのびなくなり、点火時はメンテ時のように上部のフックを引っ張りホヤを持ち上げて無理やり点火しています。
追加で購入した分はそのままストック品という運命になり永い眠りにつきました。

フィアーハンドランタン276未使用ストック品

10年ぶりぐらいに出してみました。タグや説明書、替え芯もそのまま。たぶん届いてチェックだけしてしまい込んだはず。
メッキの風合いも購入時のままで、比べると使用による変化がわかります。細かいところ錆びが出始めてますよ…

現在販売されている「ジンク」よりもスズメッキは光沢があり光を反射して美しいと思います。
こちらは予備としてまた保管しておこうと思います。

ニャーを風呂敷で包む

フュアハンドランタンを風呂敷で包む

専用のケースも販売されているようですが、値段も高いので買う必要は無いと思っています。家にあった風呂敷で包んでみたところ便利でそのまま使用しています!風呂敷は物を包み運ぶ道具として非常に優秀で、キャンプでも大活躍です。写真はフュアハンドランタンを2個包んでいます。燃料なども一緒に包めます。
包み方は瓶を包むやり方を少しアレンジしています。風呂敷の対角の角をペアにして結びますが、最初のペアはねじりながらホヤガラスのクッションになるように巻いています。
取っ手になる部分は車に積載する時は手すりなどに結んでおけば転倒防止になります。燃料もれが心配ならランタンをビニールに入れてから風呂敷に包むようにすればさらに安心できますね。
風呂敷の良さはキャンプ場に着いて邪魔にならないこと。包以外にも様々に使い道があります。僕の風呂敷は104cmサイズです。折りたためばポケットにも収納できるサイズです。最近はサイズも豊富だし、絵柄もオシャレで現代風なものも多く出ています。撥水加工でレジャーシートとして使えるものまであります。
風呂敷に勝るランタンケースは無いと思っています。

欠陥ニャーとお別れ

2022年、キャンプ道具の見直しを行っています。道具を厳選するということから欠陥ニャーは処分することにしました。ホヤガラスと燃料キャップを予備として取り外し保管、本体は処分しました。1灯で運用していくこととしました。

ところで最近、KAMEYAMAというところがオイルランタンを販売しています。装飾の少ないあっさりした製品です。そのため地方在住の僕の近所でも店舗でパラフィン燃料が店頭で購入できるようになりました。以前はネットでしか購入できませんでした。キャンプブームがいつまで続くのかわかりませんが、うれしいですね。

KAMEYAMAパラフィンオイル