自営業、フリーランス理想の資産運用はどうあるべき?

はじめに

20年ほど前に自営業として独立開業しました。国民年金だけでは老後資金が心もとないため、いろいろと試行錯誤してきました。10年前から投資も行っています。ある程度、合理的と思える結果にたどり着きましたのでまとめておこうと思いました。
ネットを検索すれば資産運用の情報はいろいろありますが、自営業やフリーター向けの内容は少ないように感じています。
結論から先に述べると、インデックスファンドの積み立て投資をベースにしてメインは日本の個別株です。

インデックス投資

インデックス投資は年率4%~7%ぐらいの平均利回りを見込めます。確実性の高さという点では最も優れた運用方法だと思います。短期間で大きく資産を増やすことはできませんが、常に平均点の運用成績で元本割れの確率が低い投資方法です。
しかし、毎月積み立てとなると収入の不安定な自営業では利用しずらいところがあります。そこで無理なく続けられる少額でのインデックスファンドの積み立てを確定拠出年金(iDeCo)で行っています。
確定拠出年金は拠出金が全額所得控除され、運用益についても非課税とる大きなメリットがある一方、引き出しは原則60歳にならなければできないという大きなデメリットがあります。ですから確定拠出年金の割合が大きくなりすぎないように気を付けています。
インデックス投資の良いところは最初に積立の設定をしてしまえばほぼ手間がかからないことです。1年に1回程度、運用損益で崩れたバランスを元に戻すリバランスをしています。多忙で投資の時間がとれない自営業者にとっても取り組みやすい投資だと思います。
積み立て投資は長期投資が大前提になりますので、大暴落があっても積み立てを継続していくつもりです。長く続けることが唯一のコツで運用期間が長くなるほど運用益も大きくなっていきます。
2015年3月にスタートした僕の確定拠出年金は2021年現在7年目となりますが、運用益が45%のプラスになっています。日本を除く先進国株式がメインで先進国債券、日本株式で構成しています。

IdeCo成績

青のグラフは投資元本、赤の折れ線グラフは評価額です

自営業者にとってもインデックス投資は最強の投資法だと思う理由

日本株

ネット証券口座で日本株などを買っています。非課税口座のNISAも利用しています。銘柄は高配当株を中心に選んでいますが、資産増加もねらって中小型の成長銘柄も数銘柄買っています。
高配当株のメリットは定期的な配当金収入があること。収入の安定していない自営業には向いている投資だと思います。
インデックス投資に比べて銘柄選定や買うタイミングが重要でインデックス投資と比べると難しい投資です。インデックス投資を先に初めて、投資に慣れてから徐々に株も買うようになりました。
自ら事業を行っている自営業者にとって個別株投資は有利なのではないかと思います。自分の仕事やそれに関連する事業については詳しく知識も豊富になります。あの会社は伸びそうだとか、あのやり方はうまくいきそうだといった事業を判断する感覚は事業を行うなかで得てきた感覚です。僕はこの感覚をそのまま銘柄選びに利用しています。年率30%以上の運用成績を継続している一番の理由だと思います。
企業の経営状況を確かめるため財務諸表を見る事がありますが、自分の事業で経理や確定申告を行っています。財務会計の専門家ではないけれど素人でもないと思います。また、企業のIR情報を経営者の考えている事を想像しながら読むことも多いのですが、仕事で数多くの会社と取引して経営者にもお会いしてきました。その経験も活きているように思います。
他にも、自営業を長く続けるためには粘り強さや、上手くいかない時は工夫して解決していくことも必要です。個別株投資も全く同じです。
個別株投資は時間も必要になり、成功するには腰を据えて取り組む必要がありますが、自営業者にはサラリーマンには無い武器を既に持っています。爆益を出すことも可能です。ぜひチャレンジしてみて欲しい投資です。

現在の投資スタイルに落ち着くまで

僕が資産運用を行うきっかけは「年金」でした。

 

国民年金基金加入
独立後数年して生活が安定してきた頃に、「国民年金基金」に加入しました。公的年金制度であり終身年金ということで魅力がありました。加入した時は予定利率も高く納得できる年金に思えました。とりあえずこの年金に加入しておけば老後の事は考えなくてもよいのではないか。そんなことを期待していました。独立して数年間はとにかく事業を軌道に乗せることで精一杯で仕事以外の事で頭を使いたくなかったです。
ところが、年々加入者は減少し、積立金不足も続いています。
予定利率も何度も変更になり加入時期で不公平が生じていると思います。先行きに不安を感じて現在は掛け金の払い込みをストップしています。

 

年金記録が消えていた!
独立する前は2つの会社で働いていました。そのうち1つの会社での年金記録が消えていたことがわかりました。2007年の「消えた年金問題」です。調査を依頼しましたが記録は見つかりませんでした。国民年金基金への不信と消えた年金、この二つがきっかけとなり自分でしっかりやっていかないと老後の生活が破綻してしまうと考えるようになりました。投資をはじめることを決意して銀行にNISA口座を作り投資信託の購入をはじめました。

 

確定拠出年金(iDeCo)加入
NISA口座開設から数年後、所得控除のある確定拠出年金に加入しました。60歳まで資金が拘束される不安もありましたが所得控除もあり、インデックス投資に使いやすいと判断したので、投資信託の積み立ては確定拠出年金口座で行うようにしました。

 

国民年金基金、iDeCo、小規模企業共済について選び方の記事を書きました
専門家は教えてくれない 小規模企業共済、iDeCo、国民年金基金の選び方【投資歴10年の自営業者視点】

株式投資
インデックス投資は確定拠出年金で行うことにしたため、銀行のNISA口座内の投資信託を解約してネット証券にNISA口座を移して個別株投資を始めることにしました。安定した運用のインデックス投資に対して個別株はそれなりに攻めて高いリターンを出すことを目標に運用しています。
僕は自分のリタイア時期は決めていません。好きで独立した仕事ですから、健康で仕事があればいつまでも続けていきたいと思っています。理想は体力気力の衰えに合わせて徐々に仕事も減らしていくこと。
老後がサラリーマンのようにはっきり決まっていない自営業です。株の配当金は年齢に関係なくいつでも好きに使ってOKとしています。柔軟に対応できる高配当株投資は自営業に向いていると思っています。

リタイア後の運用についても考えています
暴落を気にしない、安定したリタイア後の資産運用スタイル

 

資産運用について強く思うことは、「きちんと調べて、考えて、行動すること」につきると思っています。